よままごと日記

すみっこで暮らす会社員の読んだ話や見た話。

時計の針に挟まって進む

決意というか酔った勢いというかで
転職活動はじめてみた2016年。

ひとまず大手転職サイトに登録。
エージェントからオファーがいくつか来たので、
物は試しで利用してみようかと思っています。
今のところ中小規模の2社に連絡。

1社とは最初の面談をおこないました。
無論、地方おーえるのため電話にて。

希望もとくに決まってないのでざっくりした話しかできなかったのですが、
さっそく数件求人情報を見せていただくことになりました。

面白そうな仕事もあるのだがしかし
どう考えても自分の身の丈に合わない。
なんつーか、レベルが高い。
ゆるい地方企業のバックオフィスしか経験ない第二新卒なのですよ。
にもかかわらずどちらかというとベンチャー&バリキャリみたいな方向性の案件が多くて、
入れる気がしない
入ってもやっていける気がしない。
入社前はそういうビジネスパーソンになりたかったんだった、と思い出したけれど今や。

まだ転職しよう!と決めたわけではないですが…
さて、どうしてくれようか。

眠って起きたら朝だった

2015年は何だか良い年になるだろうな〜と漠然と思っていて
結果的に、とてもたのしい一年でした。

仕事面でいろいろと教えてくださる先輩に恵まれて勉強になった。
未だちっとも成果は出ていないのですが
ちょっとずつ、仕事してる感を味わっている。

人間関係も安定、良好。

穏やかに生きていくならこのままでいいのかもしれない。

ですが。
仕事の環境が少し変わってばたばたしつつも、なやむ。
今のやり方では、スピード感がちと足りない。いまの会社のための戦力にはなれそうもない。足りない部分を補うピースになれない。
スキルも思想も幼稚なままです。
ちょいと、負荷をかける必要があるのではないか?

というかんじで。
転職活動はじめようかと思っています。

今の会社も仕事も好きだけど、
このまま居座っても会社にも貢献できないし自分もぬるま湯に使っちゃうだろうなっていう感覚がとてもあり。

期末まで今のミッションを全力でやる!
(できれば全部動かせる状態までは持っていく!)
というのは大前提のうえで。

からだもあたまもうごかして、
視界をかえてみたいな。すこし。

今年も楽しめますように。

氷の指先から放ちたい

(例によってぐち!)

面白い文章が書けないから書かない。と思っていたら、
いつまでも書く資格が得られないので
フラストレーションが最高潮なこの瞬間にわたしは書きます。

親愛なる課長どの。

わたしは貴方のやり方がいちいち気に入らなくて、
内心悪態をつく回数が日毎増えております。

どこから湧いてくるのか知れない、意味のない自信。
まったく論理性のない語り口。
己の興味のあるものしか見えていない視野。

貴方の目に今このわたしたちの部署はどんなふうに映っているのでしょうか。
きっとそこそこうまくやれていると思っているんでしょうね。
貴方が口を開くたびに鼻白むわたしの先輩たちの表情もきっと見ていないのでしょうね。

なぜ、このチームのボスが貴方なのか、
何を必要とされてボスに選ばれたのか、
毎日考えてしまいます。

もう冬にもなろうかとしているのに、
未だほとんど成果の出ていないこのチーム。
貴方が前のめりでしゃかりきになるのと比例して物事がめちゃくちゃになっていくのがわたしはつらいです。

課長どの。

わたしがもっと能力があって、
今山積している問題を片付ける力があれば、貴方は見守ってくださるだけでよかったのに。
それができないばかりにこんなことになってしまって、かなしさと申し訳なさが入り混じるのです。

ーーーーー

きくちが働いている職場は、
30代後半〜50代前半の男性
と、きくち(20代後半女)
という構成です。

だから、必然的にというか、
庶務的な役まわりはわたくしに。

でもね。
部署内でうごいてるいくつかのプロジェクト、
どれもあんまりちゃんとうごいてる状況じゃなくて、
というのも、一定のスキルや知識がないと回らない部分があるんだけど、
うちの会社はその分野につよい人材が少ない。
だから、職歴長くても、うまく進められるとはかぎらない部分があって、
どれだけ年齢が上でも、知識付けていかなきゃいけないことがたくさんたくさんあると思ってるんです。

なのに、上っ面の話ばっかりして、
毎日朝から晩まで打ち合わせ。

本当に、何話してんすか?って心底思う。
たまに進捗きくと、あれだけ時間割いて、これ?って本気で思う。

役割分担もめちゃめちゃで
だれになにをしてほしいのか、
だれがなにをやるべきなのか、
わからないままずるずると時間が過ぎる。

わたしがぜんぜん関心をもたれないまま細々と仕事をすすめている間、
もともと知識があるとかでもない人たちが、
時間もないのにゼロからやらされて。
わたしとかが知ってるようなこともあーだこーだ議論して。
(会議室にいるから、何の話してたかあとから聞くことになって絶句する)

なんなんだろ。
成果だす気がないのかな?

これでいいとおもってるのかな?

新年度がはじまってまもない頃、
このめちゃめちゃさに焦った先輩が、
上司と口論になったことがあったのですけど、
上司は、なぜ、それをいわれたのか?まったく理解していなくて。
言い方がやだ!とか言って瞬間で我を失うほどの怒り方をし、
もうそのときのみにくい表情がわたしは忘れられない。

あ、このひとに言ってもいみないんだ、って。

でも、このひとにぜんぜん信用されてないのがとっってもくやしい。
いらいらしすぎてやめたろかって思うこともあるけど、
もっと技術と知識をみにつけて、
もっとほかの人との協力関係築いて、
ほんとに仕事で結果のだせるにんげんになりたい。

そういう会社にしていきたいのです!
もう!

金木犀の朝は人波も駆ける

最近はあまり読まないけれど、
対談集や講演の記録などを読むのが好きです。
(一番好きなのは小林秀雄岡潔の対談。『人間の建設』)

そういう類のものを読んでいると
何故こんなに知識があって
何故こんなにたくさんの思いや言葉が口から飛び出してくるのだろうと
いつも不思議な気持ちになってくる。

著名な方の話に限らず、
たとえば父が酒に酔いながら好きな本の一節を諳んじて笑う姿なども
わけがわからない。

思考がびりびりと流れる脳みそが透けて見える。

それでわたしはずっと、大人になればできるようになる。と信じていたのですけれど、
どうやらそういうわけではなさそうだと感じながらも早数年。
未だに金木犀という漢字さえ書けない。

わたしは今でも、相変わらず大人の言うことに気のない返事をする。
あるいは酔っ払ったときに、大人の薀蓄にはいはいはいと知ったかのような相槌を打つくらいのもんです。

よく勉強してると言ってもらうためには
よく勉強しなきゃいけないのだ…
と昨日キーボード叩きながらはっとする。

(数ヶ月に一回似たようなことを考えています)

そういう意味では、都会に行けば、
何とかなると思ってたんだけど、
現に今いるのは地方都市か。

行ってたところでなあんにも変えられなくって余計に白けた気持ちになっていたかもしれないが。

家に帰るためだけに会社に行くのはやめたいなぁ。

わりと、3年ぶりくらいのかっちりとしたやる気。

一筆から流れ出す昨日の歌のこと

きまぐれに日記をつけています。

学生時代に旅行でイタリアに行った際に屋台で買った花柄ノートへ記録をのこしてちょうど5年ほど。

一冊書き終えまして、あたらしいノートを買うかまよっています。

きくちです。

毎日というわけではなく、
むしろあのときどういう心境だったかな?とおもう時期はぽっかり抜けていたりして、
なんにも役に立たない日記帳です。

綴ったものを、残しておくかも悩みどころ。
読み返すのはすきですが(ナルシストなので)
あっさりと捨ててしまうのがいいのかなともおもう。

たった5年だけど、住むところが変わり、立場が変わり、悩み事が変わり、
しかし笑えるくらいに情けなさや弱さの部分が一貫してまったく成長することのない。

秋の夜長に、わたしはかわらず言葉遊びをしています。

しかし、日記を読み返すと、
どこにも書き残していない、あの夜道あの音あのひとあの一瞬が、
具体性をすべて失いながら
ふるふるとわたしのなかを漂いはじめて、
ただ、しあわせだなとおもいます。

冷えた頬に手を当てて笑う

ひんやり感とセンチメンタルは親和性が高いとおもう。

春は出会いや別れに涙して、ああセンチメンタル。
夏の情景は意外とセンチメンタル。
でも、思い浮かべるのは花火、夜風、蝉の声を聞きながら浴びる扇風機。
真夏のジリジリでセンチメンタルは相当闇が深そうな。
秋は理由なんてない。木の葉が散り、冷えてきた空気に身を浸すだけで、お手軽にセンチメンタル。
冬はひんやりじゃすまない。
きんきんに冷えてくるとセンチメンタルに溺れる余裕は意外とない。年の暮れのしんみり感は侘しさであって、わたしのセンチメンタルとはちょっと違う。

というわけで、気兼ねなく感傷的になっているきくちです。

たぶん、夏のエネルギーを受け止めるのに疲れていること。受け止めるために容量大きくしてスタンバイしてたのに、エネルギーが小さくなってきて隙間ができること。夜が長くなってくること。
なによりひんやりとした空気が心にしみる。

これらの理由で秋はおセンチになるのだと思っています。
そんな秋がすき。
駆け足で過ぎ去るつかの間の時間を味わいたい。

秋がセンチメンタルであることに付随する現象として、秋はカップルが生まれる確率が高いです。(きくち統計)

学生時代、これくらいの時期になるとやたらクラスで誰が誰と付き合い始めたといううわさが飛びかうので何でなんだろうな?と傍観者ながら疑問に思っていました。
あれから10年。
きくちがこれまでの恋人と付き合い始めた時期は見事に秋です。
今の相手とも。

そうか、これがセンチメンタルのなせるわざなのかと。

夏のイベントがひと段落して人恋しくなったとか、これからクリスマスだから人恋しくなったとか、
いろいろとご意見はあるかと思いますが、
まあ、ひんやりしだすと手とかつなぎたくなるし。
センチメンタルになるとだれかに相手してほしくなるし。

きくちの結論としては、
秋に含まれる成分の大半はセンチメンタル。

ところであなたの話をきこう

本を買いたい、というテンションで本屋に行くのはよくないです。
あっさり、ばさばさと、本を手に取りあっという間に一万円札。
棚に並ぶタイトルを眺めているとかるくトリップしそうになりました。
本なんかいま読む気にならねーわ、くらいのときに行くのがいいのかもしれず。

いま、家に読んでない本が20冊くらいはある。リアルに。
本棚は既に容量を超えているため、低い机に積み上がる、願望の山。

売って片付けるという手法が未だ身についていないきくちとしては、
本を買う行為はすなわち、己の巣を広げていくように、
あるいは蜘蛛の巣のように、貴方から見れば邪魔以外の何者でもなく。

だけどもうすぐ秋がくるので、
誰にも何もいわれない空間で、夜な夜な読み耽りたいというこころだけがあふれだしています。