よままごと日記

すみっこで暮らす会社員の読んだ話や見た話。

論理的でも感情的でもないわたし

こめかみから首から肩から腕からぴりぴりしびれる女きくちです。しびれるぅ。

目標書き散らかして巣穴に帰っておりましたが、
春の気配を感じてもそもそ出てきました。
とおもったら明日は爆弾低気圧がやってくるとかこないとか。

ところで25歳になった途端にわたしの周りで結婚という名の花が、
一斉に見頃を迎えています。
大学入学当初から手塩にかけて育ててきたあの子も、偶然街のお花屋さんですてきな苗を見つけてきたあの子も。
まぶしいくらいに咲き誇る。
未婚率が上昇してるって、ほんと?
むろん、まったくもってびっくりするくらい俄然もっぱら花見客なきくちです。
うちの庭には咲いてないわー。
綿毛がふわふわ飛んでこないかぎり、種すら見つかってないわー。


会社ではたらく女性を見ていておもうのは、働き続けるためには子ども産むならはやく産んでおいたほうがいいのだろうなー、ってことです。
できれば25歳前後。なうおんせーる。
大卒だとまだ3年目くらいだし、正直今まで自分にそういう可能性があるか検討すらしてなかった。しかし。
たとえば10年働いて訪れるブランクと、今子ども産んでできるブランクと、どっちが取り戻しやすいのかって考えると、
ひょっとすると今なのか。も。
これからキャリア積もうとがしがし働いて30歳、順調にいってもやっと中間管理職になれるくらいだろう。
男性陣は、そこから社内政治やらなんやらでもう一歩ステップをアップするにちがいない。
そのタイミングで自分は一度踊り場に入って、
働き方を変えなければいけない。
自分のスタイルを見直さなければいけないことには相当な恐怖があるだろうなぁ。とおもいます。
それなら、若いうちに若干呆れられながらも?仕事やめずに、
体力あるうちに子どもの面倒を見る。
子どもがいるうえで働くという生活を自分の基礎にする。
出だしが遅れるところをしがみついてがんばれば、その先は明るいのかもしれない。

お世話になっている40代半ばの先輩にはこの春大学生になるご子息がおります。
今までは部活のお世話や受験なんかでばたばた忙しそうでしたが、
息子さんが地元を離れて、きっと時間には少し余裕ができるはず。
60歳まで働くとして、あと15年くらいは仕事ができます。
その先輩は管理職手前くらいのポジションにいらっしゃるので、
もしかしたらもう少し役職ついたり、していくのかも。
うちの会社だと40代後半になって管理職になる人も少なくないので、
その前段階の30代から40代の時期に出産育児のイベントで停滞するのはかなり勇気がいると思います。
(管理職になる意志が一切ない場合は別ですが。)

問題なく働きぶりが認められ、滞りなく昇格し、運よく子どもが自立し、というとてもポジティブな前提で考えているとはいえ、
家庭があることが当たり前の状態だと自分自身も自覚があって、周囲にも認識してもらいながら仕事をするには、
時間と体力があるに越したことはないのだろうなぁ。
そして子育てひとやま越えたあと、じっくり仕事に向き合う時間があればまたそれもよいはず。

まー、わがしゃで管理職やってる数少ない女の人は独身の方が圧倒的に多いっすけどね。
ついでに余談ながらきくち母もわたしを産むまで、
会社勤めをし、それなりの役職について仕事をしておりました。
女性の多い業界とはいえ、遠方出張当たり前でがつがつ仕事していたらしいのですが、
わたしが生まれてほどなくして退職しました。
その頃のたのしそうな話を聞くたびに、
自分がそのキャリアをつぶしたのだ
と妙な申し訳なさを感じるのです。はっきり口にしたことはないけれども。

ありがたいことに、きくち母は「(やりたかった仕事との引き換えであったとして、それでも)あなたを育てるという経験ができたことのほうがよかった」と言いますので、
家庭と仕事の50:50の両立がすなわちしあわせではないのかもしれず、
仕事で自己満足したいだけだろあまえたこといってんじゃねーよと白い目でみられるのかもしれず、
それでも仕事のできる人には能力を発揮してもらったほうが会社にとってよいとおもう。
会社にいる時間の長さが成果に直結してるわけではないし、
身を粉にして働く女性だけが上に立つ資格あるってのは、
なーんかちがうんじゃない?っつうきがする。
男の人はいろんなタイプの上司がいるのに、女の人はバリキャリシングル一択というのも夢がないじゃないっすか。
かーさんは家族をマネジメントしてるのに、会社になったらできねーってことないよなぁ。
片方認めるイコール片方否定ってなるのなんでだろう。

すくなくとも、上に立つことのできる人は、男女問わず、上に立てばよいとおもいます。
そもそも優秀な人は自ずと昇進する、のかもしれませんが、男女で心理的なハードルがちがうのは事実だと思いますし、
それこそ性差として、時間軸の捉え方が違うと感じるのですよね。
進むべきキャリアを描いたときにライフイベントが絡みついて見える女の人の切実さを、男の人にリアルに理解せよというのはきっと難しいことなのでしょう。
反対もしかり。どちらにも当てはまらない人しかり。
でもそこを乗り越えてこれるやつだけでいい、とか言ってるとたぶん人材を失うことになるとおもいます。

女性の社会進出ってなんなんだろうなーとよく考えます。なんでいやがられるんだろ。

自分自身は機会的にも器質的な意味合いでも生涯子を持つことがないかもと思っておりまして、
そもそも結婚をする気配もまるでないのですが。ふはっ。

足が攣りました。まだまだ寒いです。
きくちでした。